1.     ●XV400 VIRAGOとは?

      ヤマハ発動機(YAMAHA)が発売していたアメリカンタイプのオートバイ。
      1984年に登場したXV750 Viragoの排気量を400cc化したものであり、XV400としての販売は1987年より始まった。  
      翌年1988年には本田技研工業より、STEED400(NC26)が発売されるが、
      当時400ccのバイクでアメリカンタイプのものと言えば、この2車種しかなかったという。
      水冷ながらも馬力を低く抑え、トルク・エンジンの鼓動というアメリカンの特徴を出したSTEEDが人気となったため、
      YAMAHAもこれに応じる形で、ビラーゴからドラッグスターへとモデルチェンジを行った。
      (Wikipediaより引用)

      ちなみに、XV400が世に出た1987年、・・・僕はまだ生まれていません。笑  
      XV400も発売当初は人気車種だったようですが、ロー&ロングが強調されたよりマッシブなSTEEDの登場、
      XV400の華奢(すぎる)なデザインなどから、人気が低迷します。
      XV400発売当初は、400ccクラスでのアメリカンバイクとしての市場はせまく、
      アメリカン特有のドコドコとした鼓動感・どっしりとしたスタイリングより、
    「走る」ことを念頭に置いて設計されたことがそのスペックから伺えます。
      そのためXV400は「400ccアメリカンなのに速い」といわれるようですが、
      これはある意味アメリカンであることを主の目的として設計されていないためであると考えられます。

      ビラーゴ400最大の特徴は、メインタンクがシート下にあること、シャフトドライブであることではないかと考えています。
    シャフトドライブはご存じの通りチェーン駆動ではなく、車と同じようなシャフトを用いた駆動構造のことです。
    これは、チェーン駆動と違い、メンテナンスフリーが歌われていて、実際僕もメンテナンスしたことはありません。
    おそらく、納車時にシャフトドライブオイルの入れ替えをしたくらいではないでしょうか。
    そしてもう一つの特徴であるタンク構造は、独特です。
    T型とU型でタンク構造は異なりますので、まずはT型に関して。
    T型のタンクはシート下のみにあります。そのため給油時にはシートを外し、給油口を露出させるのです。
    エンジン上方についているタンクはダミー(カバーのみ)で、
    エンジンを相対的に大きく見せることを目的として、このダミータンクはかなり細く小さく造られています。
    この造形が好きで、ビラーゴ400に載り続けている方も多いはずです。
    ただ、僕はまだこのT型をみたことがありません・・・。
    次にU型のタンク構造ですが、基本的にT型のシート下タンク構造に加え、
    エンジン上方にもタンクを加えた構造をしています。
    給油口は通常のようにエンジン上方のガソリンタンクにありますが、
    そこから給油されたガソリンはシート下にも流れていき、
    ポンプでキャブへと運ばれるのです。
    ちなみにU型では、この構造を採用したため、タンク容量が大幅にアップしたとのことです。
    しかし、T型に引き続き、エアクリーナーをエンジンとタンクの間に設置しているため、タンク底面はえぐれています。
    このような特殊構造のため、フレーム形状も独特で、カスタムしにくいらしいです。笑
      
      400ccアメリカンの中で、人気を誇るドラッグスター400とビラーゴ400には、この2車種にしかない共通点があります。
      それは、「空冷V型エンジン」。
      アメリカンバイクの定義は人によって異なるかもですが、僕の中では、
      「空冷V型2気筒エンジンを有すこと、車体が全体的に低いこと」
      です。そもそも僕のアメリカンバイクの定義は、ハーレーへのあこがれからきてます。笑
      ハーレーほしいです。笑
      
      とりあえず、XV400 VIRAGOの登場の背景についてご理解いただけたでしょうか?
      次はスペックと車体の特徴について述べます!  
      
        ●XV400 VIRAGO スペック・特徴
      
        僕のXV400ビラーゴの納車直後の画像です。
      マフラー側からの写真が望ましいのでしょうが、見つかりませんでした。
      
      フルノーマル状態での僕のバイク(2NT-051※※※)のスペック↓
    型式 2NT 3JB4
    全長 2215mm
    全幅 788mm
    全高 1115mm
    エンジン 空冷V型2気筒
    排気量 399cc
    最高出力 40ps/8500rpm
    最高トルク 3.5kg・m/7000rpm
    車両重量 198kg
    軸間距離 1520mm
    シート高 720mm
    最低地上高 160mm
    燃料タンク容量 13.5?
    予備燃料タンク容量 2.5?
    前輪タイヤサイズ 3.00-19 49S
    後輪タイヤサイズ 140/90-15M/C 70S
    前輪ホイールサイズ 19 X MT1.85
    後輪ホイールサイズ 15M/C X MT3.00
    登坂能力 28°
    定地燃費(カタログ値) 43km/L/60km/h

      ビラーゴの特徴は、上記カタログ中に示したように何といっても高馬力を有していることでしょう。
      40psは400ccアメリカンで最大の馬力です。また、ビラーゴは高回転型のエンジンを持つため、
      エンジンを回す楽しみがあります。(現在回しても100km/hほどしか出なく、検証中・・・)
      
      ビラーゴ400には発売当初のT型とその改良版のU型があるわけですが、
    それらの間にも仕様の違いもありますし、
    また、ビラーゴ400は購入時にアップハンドルかフラットハンドルか選べたようです。
    そのため、ハンドルの形状によっても異なります。
    上記仕様は、U型アップハンドル車のものになります。 
        
    ●納車経緯

      高校時代からバイク・車に興味があったため、まずは車がほしいと考えていた。
      しかし、免許取得費用、車の購入費などを考えると現実的には不可能だと判断し、
      大学に入り数か月したころ、バイクの免許取得・購入を決意。

      大学の友達など複数の人がアメリカンに載っていたことも影響されて、
      レッド○ロンにて格安で買えるアメリカンを探す。
      (納車当時はアフターサービスの充実してる初心者向けのレッド○ロンで購入してよかったと思えるが、
      今となっては、簡単な整備は自分でできるため、ネットなどで半額以下で購入できたのではと後悔している)
      
    この時の決定打となったのはアメリカンであること・速く走れることであったが、今思うと相当矛盾している。
    「速く走りたいと思ったときにスピードが出せないのは困る」という考えが余計だった。笑  
    まず、400ccアメリカンに速く走れることは求めるべきでなく、
      さらにいうと、速いという理由でXV400を進められたが、他とのその差は大きくなく、スタイルで選ぶべきだった。
      スタイル、という点では、STEED・DRAGSTAR・VULCUNあたりが良かったが、速さを求めたため、XV400となった。
      (今でもそうだが、リアサスが見えないフレーム形状の方が個人的には好き)

      現車確認の際、店内で見せてもらい、またがらせてもらったXV400の大きさに圧倒。
      店内だと、バイクって気持ち大きめに見えますよね。 完全にそのせいです。笑
      店内効果(←勝手にネーミング)の影響で、一目ぼれし、気づいたら判子を押していました。
      納車まであと少しとなったころ、チェーン駆動ではなく、シャフトドライブであることを知り、驚く。
      時を同じくして、外部から見えるタンクは補助的なもので、タンクはシート下にもあるという特殊構造であることも知る。
      はい。完全になにも調べずに買ってしまった初心者です。
      
      っとまぁこんな感じで納車に至った僕のビラーゴですが、
      納車から少ししてスタイルが気に食わなくなります。
      他のバイクと並ぶと小さい小さい・・・。
      一度は売ろうかと思いました。
      けどせっかく買ったものだし、金額も金額だったので、手を加えて大きく見せてやろうと思い立つ。
      そこからカスタムというものをしり、カスタムを始めたのであります。



     
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